JR九州社長「真摯に反省」クイーンビートル事件めぐり
福岡|
04/25 18:34
JR九州高速船が「クイーンビートル」の浸水を意図的に隠蔽したとされる事件で、JR九州の古宮社長は、25日の定例会見で、「真摯に反省し、安全の構築に努めていきたい」と述べました。
JR九州高速船は去年2月、「クイーンビートル」の浸水を確認し、国から安全確保命令を出されていましたが、その後も意図的に隠蔽を繰り返し運航したとして、福岡海上保安部は今月9日、会社と当時の社長ら8人を書類送検しました。
安全確保命令違反での立件は、2022年に北海道・知床沖の観光船沈没事故を受けた法改正で厳罰化された後、初めてです。
JR九州の古宮社長は、「ルールが改正されたということを当時は重く受け止めていなかった。高速船会社の一つの反省もありますし、ルールの適用の変化に敏感に反応して安全の確保には今後努めていきたい」と述べました。