梅雨入りを前に 博多駅で浸水防止合同訓練実施
福岡|
05/15 15:04
大雨による水害が想定される梅雨入りを前に、JR博多駅周辺で、浸水を防ぐための合同訓練が行われました。
訓練は、博多駅から1キロほど離れた御笠川が氾濫した想定で行われ、JR九州や各駅ビルの管理会社の職員など13社160人が参加しました。
参加者たちは、地下街に水が入るのを防ぐためのエアポンプ式の止水板の設置や、逃げ遅れた人の誘導方法などを確認していました。
博多駅周辺は過去、2度にわたって、大規模な浸水被害に見舞われ、1999年には地下街に水が流れ込み、飲食店の従業員が死亡しています。
訓練に参加した加藤邦忠博多駅長は「一つの事業者だけがしっかり訓練をしても浸水被害は防げない。全員が一つの目的に対してしっかり取り組むことで被害を防ぐことができる。」と話しました。
この連携を図るための合同訓練は、2004年から毎年実施されています。