【猛暑列島】福岡は連日熱中症警戒アラート! 冷たいパフェに「気分さっぱり」の声続々…“日焼けリンゴ”も甘さ増す?夏のフルーツ最前線!熱中症対策には「塩スイカミルク」が新常識?
福岡|
07/09 14:00

連日続く猛暑で、福岡市内は今日も厳しい暑さに見舞われています。
福岡県内では10日連続で熱中症警戒アラートが発表され、久留米市では最高気温が37.5℃を記録するなど、各地で猛暑日となりました。
【「歩いてきたばかりなので、気分さっぱり!」旬の桃を丸ごと使ったひんやりパフェ】

福岡市天神の「南国フルーツパーラ」ーには、冷たいデザートを求める人々が次々と訪れていました。
この暑さの中、ひんやり冷たいフルーツパフェの注文が相次ぎました。
中でも人気なのは、数量限定の旬の桃を丸ごと1つ使った「桃とラズベリーのサマーパフェ」。
お客さんからは「美味しい!」「アイスも入ってて冷える」と喜びの声が上がります。「歩いてきたばかりなので、このパフェで気分がさっぱりします」と、猛暑の中の一服の清涼剤となっているようです。
お店では、毎朝市場から仕入れたフルーツを丁寧に手作業で準備し、最高の食べ頃でお客様に提供しています。
みずみずしさが命である夏のフルーツですが、この猛暑は生育に影響を及ぼしているのでしょうか。
【「日焼け跡」が甘さの証!?道の駅うきは、猛暑を乗り越える桃の秘密】

色とりどりのフルーツが並ぶ、うきは市の「道の駅うきは」を訪れると、ブドウやスモモなど旬の果物が豊富に並んでいました。
中でも一番人気はやはり桃。道の駅うきはによると、春先の雨の影響で桃の出荷開始は若干遅れたものの、今のところ暑さによる大きな影響は出ていないとのことです。
むしろ、日差しをたっぷり浴びることで桃の甘さが増す傾向にあるといいます。
甘い桃を見分けるコツについて、担当者は
「『果点』といって、桃にポツポツとした点があるものがあります。人間でいう日焼け跡のようなものですが、それがあるものはしっかり日に当たっているので、甘いことが多いですね」
【朝倉市の果樹園での苦労と期待】

一方、朝倉市の果樹園では、30℃を超える暑さの中、スタッフの櫻木さんが80本以上のリンゴの木に丁寧に水をやっていました。
果樹園スタッフ 櫻木さん:「だいたい梅雨が明けたら、こういう作業が入ってきます。リンゴは寒暖差で色づくので、水をまいておくと夜が涼しくなって、色がつきやすくなります」
1週間以上雨が降らず、日差しが照りつけるリンゴ園では、新たな問題も発生していました。
果樹園スタッフ 櫻木さん:「日焼けが例年よりも今年は多いような気がします。これも日焼けですね。焼けています」
一部のリンゴが日焼けで傷んでしまい、売り物にならなくなる被害が出ています。しかし、悲しいことばかりではありません。
果樹園スタッフ 櫻木さん:「味はやっぱり天気がいいと、しっかり甘くなったりはするんで」
スムーズに光合成が行われたリンゴは甘み成分が増えるため、今年は糖度の高いリンゴが期待できるとのこと。併設のカフェではアップルパイも提供しているこちらの果樹園。
来月からのリンゴ狩りシーズンに向けて、夏の暑さを生かした美味しいリンゴを届けるため、果実の成長を見守り続けています。
【熱中症対策に「塩スイカミルク」】

夏の喉の渇きを癒やすのに、果物はぴったりです。
特に、みずみずしくて美味しい旬の夏の果物を使った、暑さ対策にもぴったりのドリンク「塩スイカミルク」がおすすめです!
意外な組み合わせに驚かれるかもしれませんが、スイカの香りと味に塩を加えることで、甘みが引き立つんです。
管理栄養士の平山さんによると、スイカには適度な糖分と塩分、そして豊富なカリウムが含まれており、塩と組み合わせることで体の水分や塩分のバランスを整える効果が期待できるとのこと。
また、牛乳は夏バテに負けない強い体作りを助けるタンパク質やカルシウムを含み、さらに汗をかきやすい体にする効果も期待できるそうです。
このレシピに限らず、スイカと牛乳という素材自体が、非常に優れた暑さ対策になるとのこと。
これ一杯でぐっと栄養補給ができるスムージー感覚のドリンクとして、試してみてはいかがでしょうか。
7月8日放送 【ぎゅっと】より