福岡空港で航空機事故想定の医療対処訓練
福岡|
07/09 19:14
空港で多数の死傷者を伴う航空機事故が発生したことを想定し、関係機関の医療面での連携を図る訓練が行われました。
太田祐輔記者リポート「こちらのスペースでは負傷者の状況に合わせて治療の優先順位を決めるトリアージが行われています」
訓練には国土交通省や空港・病院の関係者など34機関およそ200人が参加しました。
福岡空港着の乗員乗客305人が乗った飛行機が、エンジン停止状態で緊急着陸する想定です。
「こちらでは消防と医療関係者が連携をとりながら負傷者を病院に搬送してきます」
参加者たちはトランシーバーなどで連絡を取りながら応急処置や情報の伝達方法などを確認していました。
福岡国際空港空港運用本部の小島宏文保安防災部長は「それぞれ日常は別の仕事をしているものがこういった事故の時には一堂に集まって同じ言葉で、同じ言語で語り合って分かり合って連携していかなくてはいけないところが大切」と訓練について話します。
事故発生時の医療フェーズに特化した訓練は3年連続で行われていて、福岡国際空港では今後も大規模事故の発生に備えて、関係機関の連携を深めていきたいとしています。