久留米市出身のお医者さん エベレスト登頂を市に報告 「次は家族と一緒に…」
福岡|
07/10 17:25
今年5月、世界最高峰のエベレストに登頂した久留米市出身の医師が10日、久留米市役所を表敬訪問しました。
久留米市の橋本副市長を訪ねたのは、久留米大学医学部OBの中園秀樹さんです。
今年3月、ネパールに向かい、5月14日、標高8848mのエベレスト登頂に成功しました。
「山頂到達の時は、朝日がちょうどあたってきらきら光る神々しい景色でした。でも8000メートルを超えると、生き物はいないデスゾーンになるので、神々しいと同時に足を踏み入れてはいけないような感じ」
現地のシェルパや支援者たちなど、人とのつながりがチェレンジを支えてくれたという中園さん。
地元の若者へ伝えたいことは…
「失敗することを恐れずに続けること、チャレンジする一歩を踏み出すのが、その一歩の積み重ねでここまでこれた。恐れずに一歩を踏み出すのをがんばってほしい」
7日間で250キロを走破する「サハラマラソン」も完走し、人生で3つある目標のうち2つを達成したといいますが、もう1つの夢は?
「世界一周を、パートナーとか奥さんとか子どもと周りながら、世界の歴史・文化と一緒に楽しんだり、感動したりしたい。(パートナーは?)特にいないので、奥さんになる人がいたらいたら口説くのがエベレストよりハードルが高かったといってみたい」
今回のチャレンジで、中園先生は右手指先に凍傷を負う大きなけがをしました。
今は母校の久留米大学の先生たちが必死に治療していて、中園先生は医者としても、けがが治るのを待っている状況だそうです。
中園さんの3つの夢ですが、
1、サハラマラソン完走 2、エベレスト登頂 3、家族と世界一周
今は結婚願望はそこまでないと話しますが、いつかは実現したいということです。