熱中症搬送者増加「予防対策を」福岡県医師会
福岡|
07/16 17:51

福岡県医師会は、熱中症による救急搬送が増えているとして、こまめに水を飲むなど、熱中症予防対策を取ることを呼びかけました。
福岡県医師会は、16日の定例会見で、一気に夏が来て、体が暑さに慣れていないことから、熱中症による救急搬送が増えていると報告しました。
予防対策として、エアコンを使うことや、のどが渇いていなくてもこまめに水を飲むことなどを呼びかけました。
また、伝染性紅斑=「リンゴ病」や、夏かぜとされる「ヘルパンギーナ」は、感染拡大傾向が収まらず、福岡県で警報レベルが続いているとしました。
最新のデータでは、いずれも警報レベルで、1定点あたりの報告数が「リンゴ秒」は3.46。「ヘルパンギーナ」は6.51です。
一方、夏のレジャーシーズンに伴う感染症への警戒も呼びかけられています。
蚊やダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群=SFTS」などは、重症化すると命に危険が及ぶおそれがあり、野外でのレジャーでは、肌の露出の少ない長袖・長ズボンを着るように、としています。
福岡県医師会では、少しでも「具合が悪い」「医療機関に行った方がいいか」など、迷った時には、救急医療相談電話#7119で相談を、と呼びかけています。