福岡県八女エリアでビニールハウスから銅線窃盗相が次ぐ 同一犯か
福岡|
08/01 18:44
福岡県八女エリアで相次いでいる銅線窃盗事件のニュースをお伝えしましたが、警察は、周辺で同様の事件が、7件別にあったと発表しました。
「まさか配線を盗っていかれるとは思わんやったですね」
八女郡や八女市で相次いでいる銅線窃盗事件。
7月3日の八女郡広川町、26日に広川町と八女市立花町。30日・31日と立花町で農業用ビニールハウスに設置されてた銅線が盗まれていた5件のほかに、警察はさきほど、今年5月中旬からこれまでに、周辺で別に7件の銅線窃盗事件があったと発表しました。
「並んだビニールハウス、少なくとも6棟が同様の窃盗被害にあったということです」
7月31日、約20メートルの銅線10本が盗まれる被害にあったイチゴ農家の古賀洋平さんです。
古賀さん「隣の生産者の方から連絡があって気づいた。うちも銅線窃盗の被害に遭ってるんだけど、古賀君のとこは被害に遭ってないですか?確認して下さいと…」
別の被害者からの連絡で確認したときは、すでに銅線が持ち去られたあとでした。
古賀さん「配線がここから出てるんですけど、これから右の一番角までと、ここから一番角までの配線ですね」
盗まれた銅線はハウス内の照明や換気扇に使われていました。
限られたエリアで相次いだ同様の被害。その手口にも特徴がありました。
「こちらが被害に遭った部分です、銅線がばっさりと切り取られています」
古賀さん「きれいに要所要所、ポイントを押さえて取っているので、まあ初めてじゃないだろう。電気が流れないようブレーカーを落としたり、コンセントを抜いたりしている。あとは大きな線だけきれいに取っていってる」
来月上旬にはイチゴを植え始めるという古賀さん。銅線はイチゴ栽培には必要不可欠なものです。
古賀さんは銅線の買い替えだけでなく修理費用にも頭を悩ませます。「修理の工賃も高いですよね、今」
これまでに、八女エリアでの銅線窃盗事件は合わせて12件となり、警察は同一人物の犯行も視野に捜査しています。