中外製薬 「タミフル」を出荷調整 インフルエンザの急拡大で生産追い付かず
経済|
01/09 21:25
インフルエンザの急激な流行によって生産体制の整備などが追い付かないとして、中外製薬が治療薬「タミフル」の出荷を調整していることが分かりました。
中外製薬は9日、「タミフルカプセル75」と「タミフルドライシロップ3%」について、今シーズンのインフルエンザの流行が収まるまで出荷を調整すると医療機関などに伝えました。
インフルエンザの治療薬は急激な感染拡大を受けてタミフルのジェネリック医薬品が一時、供給停止となるなど、需給が逼迫(ひっぱく)しています。
こうした影響でタミフルの需要も一気に高まり、増産を目指しているものの原料の調達や体制の整備が追い付かず、出荷量を調整するということです。
中外製薬は「多大なるご迷惑をお掛けすることとなり、心より深くおわび申し上げます」とコメントしています。