再エネに寄与する「新エネ大賞」決定 地中の熱を冷暖房に利用するシステムなど
経済|
01/29 20:55
脱炭素化が求められるなか、地中の熱を冷暖房に利用するシステムが今年の「新エネ大賞」に選ばれました。
新エネ大賞は再生可能エネルギーなどの導入の促進を図ることを目的としています。
今年は55件の応募があり、主催する新エネルギー財団は特に優れた取り組みに贈る経済産業大臣賞に「三菱マテリアルテクノ」が開発した地中熱利用システムを選びました。
このシステムは地中の熱を冷暖房に利用します。
独自の工法で広い掘削スペースを必要としないことから、ボーリングマシンを使う従来方式より設置工事費を2割から5割近く削減できるとしています。
狭い都市部で地中熱を利用できることが期待されるということです。
三菱マテリアルテクノ株式会社
石上孝さん
「地中熱交換器のところをぜひインフラとして整備して、まさに地中熱をちゃんと再エネとして評価されるきっかけになってほしい」
表彰式ではこのほか、3Dプリンターによる小水力発電機など合わせて17件が表彰されました。