日経平均急反発 上げ幅一時2800円超
経済|
04/10 12:53

10日の東京株式市場、日経平均株価は大幅に値上がりしています。午前の終値は、9日に比べ2639円高い、3万4353円でした。
アメリカのトランプ大統領が、9日に発動したばかりの相互関税の上乗せ部分について、一部の国・地域に対し90日間の一時停止を発表したことから、投資家の行きすぎたリスク回避の姿勢が和らぎました。
このため、前の日のニューヨーク市場では、ダウ平均株価が過去最大の上げ幅を記録するなど、主要な株価指数がそろって急上昇しました。
この流れを受けて東京市場でも、取引開始直後から半導体や自動車関連株をはじめ、幅広い銘柄に買いが広がりました。
上げ幅は一時、2800円を超える全面高の展開となり、節目の3万4000円台を回復しました。
外国為替市場の円相場は円安が進んでいます。
「トランプ関税」による世界的な景気減速への懸念が後退したことから、円を売ってドルを買う動きが強まり、現在、1ドル=146円台で推移しています。