ニデックが牧野フライスへのTOB撤回を発表 買収防衛策に「経済的合理性欠きかねない」
経済|
05/08 19:49

電子部品大手「ニデック」は機械メーカー「牧野フライス製作所」に対して実施していたTOB(株式の公開買い付け)を撤回すると発表しました。
ニデックは先月4日、完全子会社化を目的として牧野フライスに対してTOBを開始し、株式の取得を進めていました。
これに対して牧野フライスはニデックのTOBに反対し、新株予約権を無償で割り当てる対抗策を講じるとしていました。
こうしたなか、ニデックは今月8日に開かれた取締役会で、この対抗策が実施された場合に「経済的合理性を欠くことになりかねない」とし、TOBの撤回を決定したということです。
ニデックは今月21日までに買い付けを終了させる予定でした。