ゼンショーHD 国内外食で初の売上高1兆円越え 異物混入では改めて謝罪
経済|
05/13 18:45

ゼンショーホールディングスは今年3月までの1年間の決算で国内外食企業で初めて売上高が1兆円を突破しました。
ゼンショーの2024年度の売上高は1兆1366億円で、最終的なもうけを示す純利益は392億円で増収増益となりました。
ゼンショーによりますと、国内の外食企業で売上高が1兆円を超えたのは初めてだということです。
好調な決算の一方で、主力の牛丼チェーン「すき家」で商品にネズミが混入していたことや、その後、別の店舗でも害虫の混入が発覚し、衛生面に対する不安の声が上がっていました。
ゼンショーホールディングス
丹羽清彦グループ財経本部長
「この度の異物混入の件では大変ご心配、ご迷惑をお掛け致しました。非常に重く受け止めております」
ゼンショーは清掃時間を確保するため、すき家の24時間営業を取りやめたほか、安全衛生の改善に必要な設備投資をするなどの対策を挙げています。
傘下の他の業態でも同様の措置を行うということです。
一連の異物混入で売り上げなどへの影響について問われると、客足は徐々に回復しつつあると説明し、上半期には「元に戻したい」としました。