「サイバーセキュリティー」人材育成に新システム
経済|
05/17 15:43
海外などからのサイバー攻撃に対する対策が急務となっているなか、セキュリティー専門の人材を育成する新たなシステムが開発されました。
NTTコミュニケーションズの子会社が開発したこのシステムでは、AIが利用者のスキルに合わせて適切な演習問題を提示し、サイバー攻撃に対する防御法をアドバイスしてくれます。
攻撃する側の視点からシステムの守りを固める「オフェンシブセキュリティー」という防御手法を実践的に学習できるのが特徴だということです。
エヌ・エフ・ラボラトリーズ
ソリューション事業部
大澤浩さん
「防御を固めたうえで、さらに攻撃者の目線で自分のシステムをチェックして、ここから攻撃できそうだというところをどんどん塞いでいくといった取り組みが必要になってくる。日本で見ても世界的に見てもセキュリティー技術者はどこでも足りないといわれているので、非常にニーズはあるのではないかと考えている」
官公庁や金融機関、インフラ企業などを対象に今月下旬から提供します。
経済産業省は14日、サイバー攻撃への対策を強化するため、2030年までにセキュリティー人材を倍増させる方針を発表しています。