備蓄米“前倒し販売”企業も 専門家が懸念「流通格差を助長するような契約結果」
経済|
05/31 09:52
備蓄米を巡って、企業が“早売り”を競い合っています。
生活用品大手の「アイリスオーヤマ」は、備蓄米の販売を当初の予定より2日前倒しして、31日から始めます。
イオンは、来月1日から都内の品川区にある店舗で販売するほか、来月2日からは、千葉、愛知、大阪でも販売を始めます。
2022年産で、価格は5キロ2138円、購入は1家族1点に制限するということです。
専門家は、備蓄米が消費者のもとにいち早く届けられることを評価する一方で、ある懸念を示します。
宇都宮大学農学部
松平尚也助教
「このままいくと、先着で大量の契約した企業の売り上げばかり増えて、流通格差を助長するような契約結果にもなったと言える」
(「グッド!モーニング」2025年5月31日放送分より)