業績悪化の日産 2万人削減 車両生産17工場を10工場へ
経済|
05/13 23:22
日産自動車は業績の悪化に伴って国内外で2万人を削減し、工場の閉鎖なども行う新たな経営再建策を発表しました。
日産は2024年度の決算で減損損失などを計上した結果、最終損益が6708億円の赤字となりました。
業績の改善を急ぐため、27年度までに国内外で2万人の人員を削減するほか、17の車両生産工場を10に統合するなどして合わせて5000億円のコストを削減するとしています。
工場の削減には国内の工場も検討の対象であると明らかにしました。
エスピノーサ社長は、この決断に関して「非常に悲しく、痛みを伴うものだが今、手を打たない限り、問題は悪化する」と話し、経営再建にスピード感を持って取り組む考えを示しました。
また、今年度の営業利益の見通しについては、関税が与える影響は最大で4500億円としたうえで、「現時点で合理的に算定することが困難」だとして開示を見送りました。