イラン ホルムズ海峡封鎖なら原油価格高騰も
経済|
06/23 08:30
ニューヨークの原油先物市場では、20日の終値が1バレル74.04ドルとイスラエルがイランを攻撃する直前に比べて1割高い水準で推移しています。
その翌日の21日には、アメリカ軍がイランの核施設を攻撃しました。イラン議会はホルムズ海峡の封鎖で合意していて、市場では原油価格のさらなる高騰への警戒感が広がっています。
日本総合研究所
栂野裕貴研究員
「今イランが攻撃されているので、イランが原油を世界の市場に供給できなくなる、輸出できなくなると」
専門家はイランの原油輸出が停止した場合、原油価格が8%ほど上昇すると試算していて、1バレルあたりおよそ80ドルになるとみています。
さらに、ホルムズ海峡が封鎖された場合にはこう分析します。
「ホルムズ海峡という世界の原油輸送を石油輸送の2割を占める大動脈を遮断するようなことになれば、原油価格はさらに急上昇して140ドル台まで上昇する可能性がある」
(「グッド!モーニング」2025年6月23日放送分より)