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WHOが警戒呼びかけ 致死率80%のマールブルグ病の疑いで死亡 タンザニア

国際

01/15 22:05


 東アフリカのタンザニアで致死率が高いウイルス性出血熱「マールブルグ病」を発症した疑いで8人が死亡し、WHO=世界保健機関が周辺国への拡大を警戒をしています。
 WHOは14日、東アフリカ・タンザニアのカゲラ州で「マールブルグ病」を発症した疑いのある9人のうち8人が死亡し、致死率がおよそ90%に達していると発表しました。
 マールブルグ病は「マールブルグウイルス」に感染することで発症する「エボラ出血熱」に症状が似た病気です。
 通常3から10日の潜伏期間の後、発熱や頭痛などの初期症状がみられ、その後、体中に斑点状の発疹が現れ、進行すると出血します。
 特定のコウモリへの接触のほか、血液や体液などが体の中に入ることでヒトからヒトにも感染します。
 治療法やワクチンはありません。
 マールブルグ病は過去にアフリカ以外での症例はなく、これまで300人以上が発症し、致死率は80%以上と報告されています。
 WHOは今回、世界的な流行に発展するリスクは低いとみていますが、タンザニア国内や周辺国に拡大する恐れがあるとして警戒を呼び掛けています。

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