「15カ月以上にわたる勇敢な抵抗の結果」ガザ地区の停戦合意受けハマスが声明
国際|
01/16 07:30
ガザ地区の停戦と人質解放の交渉が合意に達したことを受けてイスラム組織「ハマス」は、「15カ月以上にわたる勇敢な抵抗の結果だ」と声明を出しました。
ハマスは15日に「ガザへの侵略を止めるという合意は、我が抵抗勢力、イスラム国家そして自由な世界の成果だ」と声明を出しました。
そのうえで「イスラエルの侵略を阻止し、ガザの人々が血を流して虐殺されるのを止めるものである」とし、「15カ月以上にわたる勇敢な抵抗の結果だ」と主張しました。
また、ロイター通信によりますと、ハマスの幹部は「この合意はイスラエル軍がいかなる目標も達成できなかったことを再認識させるものである」とコメントしたということです。
一方、イスラエルのヘルツォグ大統領は15日、交渉が合意に達したことについて「正しく、重要で必要な動きだ」と述べ、合意を支持したうえで人質の解放は「義務だ」としています。
交渉の仲介にあたっていたエジプトのシシ大統領は、停戦合意を歓迎したうえでガザ地区への人道支援の受け入れ加速を強調しました。
そのために、エジプト政府はガザ地区との境界のラファ検問所を開放する協議を進めているということです。