アメリカのバイデン大統領が退任の演説を行いトランプ氏の政治に警鐘を鳴らしました。 アメリカ
　バイデン大統領 「私の大きな懸念を国民に警告したい。ごく一部の富豪に危険なほど権力が集中している。権力の乱用を監視しなければ危険な結果を招くだろう」
　バイデン氏は15日、ホワイトハウスで退任の演説に臨み、トランプ次期大統領と実業家のマスク氏との蜜月関係などを念頭に、「極端な富と権力、影響力を持つ寡頭政治が作られつつある」と批判しました。
　また、偽情報の拡散が権力の乱用を招いているとして、ソーシャルメディアの責任を問わなければならないと訴えました。
　トランプ氏が後ろ向きな気候変動対策についても、「権力と利益に屈して将来を犠牲にしてはならない」と強調しました。