ウクライナ人は“変化に期待”も…来週、トランプ氏が大統領就任
国際|
01/17 01:46
アメリカのトランプ次期大統領の就任式を前に、ウクライナではトランプ氏がウクライナ情勢に変化をもたらすのではとの期待が高まっています。
キーウ国際社会学研究所
アントン・グルシェツキー氏
「(ウクライナでは)トランプ氏は少なくとも、この状況に変化をもたらし、新たな空気を吹き込んでくれると受け止められています」
キーウ国際社会学研究所の世論調査で、20日にアメリカの大統領に就任するトランプ氏について、ウクライナ人の45%が「トランプ氏の大統領の誕生によって平和が近付く」と考えていることが分かりました。
このうち「平和がとても近付く」が15%、「平和が少し近付く」が30%で、反対に「平和が遠ざかる」と答えた人は14%、「何も変わらない」、「答えられない」が40%でした。
キーウ国際社会学研究所
アントン・グルシェツキー氏
「トランプ氏が大統領になるのを待たなければいけません。トランプ氏陣営から多くの矛盾した情報が出ていて、誰も一般的な政策がどうなるのかを理解していません。多くのウクライナ人は、トランプ氏が強い男、強いリーダーでありたいと考えていると信じています。弱いリーダーに見られてしまうので、トランプ氏はロシアの受け入れがたい要求を飲まないでしょう」
大統領選でトランプ氏は「ロシアとウクライナの戦争を24時間以内に終結させることができる」と繰り返してきましたが、最近では大統領就任から数カ月以内に解決できる可能性があると態度を変化させています。