脱ドル目指すBRICSに トランプ大統領「100%関税」と警告
国際|
01/31 12:26
アメリカのトランプ大統領は、中国やロシアなど主要な新興国で構成するBRICSが模索する脱アメリカドルの動きに対して、100%の関税を脅し文句に牽制(けんせい)しました。
中国やロシア、ブラジル、インドなど主要な新興国11カ国で構成されるBRICSは、アメリカドルへの依存度を下げるために共通のデジタル通貨や決済システムの構築を模索しています。
トランプ氏は30日、自身のSNSでBRICSの各国が「アメリカのドル離れを試みようとしているという考えは終わった」と強調しました。
そのうえで、「BRICSが国際貿易やそのほかの分野でドルに取って代わる可能性はゼロだ」と述べ、ドルに取って代わる共通通貨を作ったり、別の通貨を支持したりしないよう要求しました。
この要求に応じなければ「100%の関税を課す」と述べ、ドル離れの動きを牽制しました。