イスラエルとパレスチナの駐日大使が相次ぎ会見 UNRWA活動是非で持論を展開
国際|
02/01 07:30
イスラエルとパレスチナの駐日大使が相次いで会見を開き、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)について双方が持論を展開しました。
イスラエル
ギラッド・コーヘン駐日大使
「UNRWAはしくじった。私たちの信頼を裏切った」
イスラエルでUNRWAの活動が禁止されるなか、コーヘン・イスラエル大使は「ガザに人道支援を提供できる団体は他にもある」と述べ、UNRWAが信頼に足る組織として支援活動を続けるのは難しいとの考えを示しました。
駐日パレスチナ
常駐総代表部
ワリード・シアム大使
「UNRWAが活動できないことで、他に頼れるサービスが無くなり、パレスチナ人難民はより一層苦しめられるだろう」
これに対してパレスチナのシアム大使はUNRWAの支援が滞ると不安や暴力が広がると懸念を示しました。
また、日本がUNRWAへの資金拠出を一時停止したことについて、コーヘン大使は資金がハマスに流れることを懸念しての対応だったと支持する一方、シアム大使は「周辺国の求めで仕方なく停止した」と理解を示しました。