トランプ大統領 対メキシコ関税 1カ月間延期と発表
国際|
02/04 06:20
アメリカのトランプ大統領は、メキシコに対する関税の発動を1カ月間延期すると発表しました。
アメリカ
トランプ大統領
「私たちは良好な関係を築いているが、好き嫌いにかからわず、合成麻薬(フェンタニル)や不法移民の流入を止めなければならない」
トランプ大統領は3日、メキシコのシェインバウム大統領が電話会談の中で、メキシコ側が国境警備の強化に向けて1万人の国境警備隊を派遣することに合意したと述べました。
不法移民や合成麻薬の流入を防ぐためにメキシコ側が具体的な対応策を示したことを受けて、トランプ政権は4日からと予告していた25%の関税発動を1カ月間延期します。
メキシコのシェインバウム大統領は、関税を巡る報復の応酬がひとまず回避されることを受け、「良い対話ができた」と評価しました。
トランプ氏は25%の関税を課すとしているカナダのトルドー首相と4日に2度目の電話会談を行っているほか、10%の追加関税の対象となる中国とも24時間以内に協議する考えです。
関税引き上げをテコに譲歩を迫る“トランプ流外交”にカナダ、中国が、それぞれどう対応するか注目が集まっています。