ドイツ総選挙で開票始まる 最大野党が政権復帰の見通し 極右政党も躍進
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02/24 04:56
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ドイツで23日に総選挙が行われ、地元メディアの報道では、移民政策の厳格化などを訴える中道右派の最大野党が政権復帰する見通しです。また極右政党が第2党に躍進しています。
ドイツで23日、日本の衆議院にあたる連邦議会(下院)の選挙があり、日本時間の24日午前2時に投票が締め切られ、開票が始まりました。
ZDF(地元の公共放送)によりますと、現地時間の午後7時現在、最大野党で中道右派のCDU・CSU(キリスト教民主・社会同盟)の予想得票率が28.6%で1位となっていて、政権復帰が確実視されています。
また、イーロン・マスク氏が支持を表明し、「反移民」を打ち出す極右政党AfD(ドイツのための選択肢)が20.1%で2位に躍進しています。
一方で、ショルツ首相が率いるSPD(ドイツ社会民主党)は16.3%で3位に低迷しています。
次期首相の最有力候補であるCDUのメルツ党首は、移民・難民政策の厳格化やウクライナへの支援強化のほか、ヨーロッパの安全保障のためにフランスやイギリスと核共有の議論を開始する必要性などを訴えています。