プーチン大統領 クルスク州で包囲のウクライナ兵に投降要求 ウクライナは虚偽と主張
国際|
03/15 04:36

ロシアのプーチン大統領は、ロシア西部クルスク州で戦闘を続けるウクライナ軍の兵士に投降するよう求めました。
アメリカのトランプ大統領は14日、プーチン大統領に対して、クルスク州で包囲されているウクライナ兵の命を助けるよう呼び掛けました。
これに対しプーチン大統領は、人道的な原則を求めるトランプ氏の訴えを理解しているとしたうえで、ウクライナ兵に武器を捨てて投降するよう求めました。
トランプ大統領の訴えを利用して、ウクライナ側にさらなる圧力を掛けた形です。
ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長はプーチン大統領の呼び掛けについて「武器の放棄を拒否すれば、容赦なく皆殺しにされることを意味する」とSNSに投稿しています。
ロシア西部クルスク州はウクライナ軍が一部を占領していますが、ロシア側の猛攻を受け、一部の部隊がロシア軍に包囲され孤立していると報じられています。
ウクライナ軍参謀本部は部隊が包囲されているという報道は、ロシア側が政治的圧力を掛けるために捏造(ねつぞう)した虚偽だとしています。