英・中国大使館の移転に抗議「国家安全保障に懸念が生じる」
国際|
03/16 07:44

イギリス・ロンドンで中国大使館の移転に反対する抗議活動が行われました。
15日、ロンドン中心部の中国大使館の移転予定地前には香港からの移住者らおよそ5000人(主催者発表)が集まり、抗議活動を行いました。
参加者
「もし本当にここに大使館が建設されたら、イギリスの国家安全保障に懸念が生じると思います」
参加者
「(香港から移住して)新生活を始めようとしています。もし中国がスパイを送り、私たちの安全を脅かし、すべてを知ろうとするようなことがようなことがあれば、本当に危険です」
移転予定地は、旧・王立造幣局の跡地でおよそ2ヘクタールの広さがありヨーロッパ最大の中国大使館になると言われています。
中国政府は2018年にこの土地を購入し移転を申請していましたが、地元議会は観光名所の近くでデモが頻発することなどを懸念し却下しました。
しかし、労働党に政権交代した去年、中国政府が再申請。地元議会は去年12月再び却下しましたが、最終的な決定権は政府に委ねられ、今後、レイナー副首相が判断する予定です。