トランプ氏 犯罪組織の強制送還へ 「敵性外国人法」の活用発表
国際|
03/16 12:13
アメリカのトランプ大統領は、不法移民の強制送還を加速させるため、第2次大戦中に日系人を強制収容した際に使われた法律を活用すると発表しました。
「敵性外国人法」は、戦時中などに大統領に相手国の市民を拘束・送還する権限を与えるものです。
トランプ政権はこの法律で、ベネズエラの犯罪組織の強制送還を進める見通しです。
1941年の真珠湾攻撃を受け、ルーズベルト大統領が署名したこの法律によって当時、アメリカに住む日系人は敵とみなされ強制収容されました。
カリフォルニア州の強制収容所で生まれた古本武司さん(80)は懸念を抱いています。
古本武司さん
「また同じことをやるっていうことは私はけしからんと思います。彼(トランプ大統領)のやってることは本当に違反であるし、本当に人間を動物だと思ってるような人だと思います」