イスラエルがガザで作戦拡大 元人質家族“停戦への取引を再び実現すべき”
国際|
03/21 12:25
イスラエル軍がガザ地区での地上作戦を拡大したと発表するなか、ハマスに弟が拘束されていた男性が取材に応じ、再び停戦に向けた取り引きを実現すべきと訴えました。
弟がハマスに拘束
アミット・シェム・トブさん(25)
「ただただ残された人質のことが心配です。トランプ大統領が新たな取引を成立させてくれると期待しています」
ハマスに拘束されていたアミットさんの弟(22)は、先月22日に解放されました。
イスラエル軍は20日、ガザ地区南部ラファで地上作戦を開始したほか、北部のハマスの拠点を部隊が攻撃したと発表するなど、軍事活動の範囲を拡大しています。
ハマス側は声明で、犠牲者の大半は女性や子どもだと非難しています。
ガザの保健当局によりますと、20日だけで85人が死亡したということです。
アミットさんは、人質解放の取り引きが再開されることを望んだうえで「最も平和的な方法でなければならない」と訴えました。