韓国 非常戒厳めぐる韓悳洙(ハンドクス)首相 弾劾訴追を棄却 職務復帰へ 憲法裁判所
国際|
03/24 12:18

韓国の非常戒厳を巡る韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾審判で憲法裁判所は24日に訴追を棄却しました。大統領代行に復帰することとなります。
憲法裁判所は24日、韓首相の弾劾訴追を棄却する判断を言い渡しました。
韓首相は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追後、大統領の権限代行を務めていた去年12月に非常戒厳の宣布を「幇助(ほうじょ)した」などとして国会で弾劾訴追されていました。
棄却の判断を下した裁判官8人のうち5人は、韓首相が非常戒厳の宣布に「積極的に関与した証拠はない」などと判断したとしています。
このほか2人が訴追自体を却下する判断を下し、罷免を認めたのは1人だったということです。
棄却を受け、職務復帰し大統領権限を再び代行する韓首相は「賢明な決定に感謝する」とコメントしています。
一方、尹大統領の弾劾審判は早ければ今週後半にも宣告となる見通しです。