米代表団の訪問は「挑発行為」 グリーンランド自治政府首相が非難 面会しない考え
国際|
03/24 22:57

アメリカの代表団がデンマーク自治領・グリーンランドを訪問することが発表されたのを受け、グリーンランド自治政府の首相は「挑発行為だ」と非難しました。
ホワイトハウスはバンス副大統領の妻・ウーシャ夫人らアメリカの代表団が27日から29日にかけてグリーンランドを訪問すると明らかにしました。
ウーシャ夫人は史跡を巡るほか、伝統的な犬ぞりレースを見学するとしています。
また、ウォルツ大統領補佐官やライトエネルギー長官も同行し、アメリカ軍の基地を訪れるということです。
こうした動きについて、グリーンランド自治政府のエーエデ首相は23日、「挑発行為だ」と反発し、「単なる私的訪問とは思えない」との考えを示しました。
また、代表団とは面会しないとしています。
グリーンランドは北米からヨーロッパへの最短ルートに位置する戦略的要所で、トランプ大統領が購入に意欲を示しています。