トランプ大統領「関税理由に値上げするな」 自動車メーカーに圧力 米紙報道
国際|
03/30 09:54
トランプ関税が、アメリカ国内のメーカーにも悪影響を及ぼす可能性があります。
トランプ大統領
「アメリカ製以外のすべての自動車には25%の関税をかけることにします」
来月3日から、日本を含むすべての国と地域で発効されることが決まった25%の自動車関税。関税によるコスト上昇を吸収できない場合、新車の販売価格が最大2割上昇する可能性があるという調査もあるなかで、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、トランプ大統領は大手自動車メーカーに対し、次のように述べています。
トランプ大統領
(今月上旬
大手自動車メーカーとの電話協議で)
「関税を理由に値上げしない方が良いでしょう。ホワイトハウスはそのような動きを好ましく思いません」
アメリカのための政策であるはずの自動車関税。しかし、ゼネラル・モーターズなどアメリカの自動車メーカーはメキシコやカナダから自動車本体や部品を輸入しているため、関税が大きな打撃となることが懸念されています。
トランプ大統領が25%の関税を発表した翌日のアメリカ株式市場では、ゼネラル・モーターズの株価は前日と比べて一時9%を超える急落。また、フォード・モーターも、一時4%下落しました。
(「グッド!モーニング」2025年3月30日放送分より)