台湾TSMCが純利益6割増 AI需要が追い風に
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04/17 20:12

半導体受託生産の世界最大手、台湾のTSMCが17日、今年1月から3月期の決算を発表し、AI(人工知能)向けの半導体需要を追い風に純利益で前年同期より6割アップを記録しました。
TSMCはAIに必要な先端半導体などを受託生産していて、今年1月から3月期の売上高は8392億台湾ドル(約3兆7000億円)で、前年同期比で41.6%の増加でした。
純利益は3615億台湾ドル(約1兆6000億円)で、60.3%の増加でした。
いずれも1月から3月期としては過去最高ということです。
TSMCはトランプ政権によるアメリカ国内での半導体生産強化の流れに沿って、新たにアメリカへ1000億ドル(約14兆円)の追加投資を計画しています。
17日の説明会では「アメリカの関税政策による不確実性やリスクがあるのは理解しているが、私たちの顧客の動きには今のところ変化はない」と説明しました。
画像:TSMC