トランプ政権との関税戦争が激化するなか、中国の2025年第1四半期の貿易統計が発表され、輸出入の総額は8四半期連続で10兆元を超え過去最高を更新しました。
　中国の2025年第1四半期の輸出入額は、前年の同じ時期と比べ1.3％増の10兆3000億元（約206兆円）となりました。
　トランプ政権による相互関税発動前の駆け込み需要もあり、アメリカとの輸出入額は4％増の1兆1100億元（約22.2兆円）でした。
　一方、習近平国家主席が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」参加国は、2.2％増の5兆2600億元（約105.2兆円）と全体の51.1％を占めました。
　税関当局は、貿易相手国について「積極的に多様化した市場を構築してきた」とアピールしています。