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米中が関税めぐり初協議へ 今週スイスで

国際

05/07 09:20


 アメリカのベッセント財務長官と中国の何立峰副首相が今週スイスで会談します。トランプ政権が関税措置を強化して以降、米中高官による初の協議となります。
 ベッセント財務長官は6日、FOXテレビの番組に出演し、今月10~11日にかけてスイスで中国側の担当者と会談すると明らかにし、まずは米中の緊張の緩和に焦点を充てるとしています。
 中国政府は何立峰副首相が参加すると発表しました。
 トランプ政権は中国からの輸入品に合わせて145%の追加関税を課し、中国も125%の報復関税で対抗しています。
 ベッセント長官は現在の状態は禁輸措置に等しく、持続可能ではないと指摘したうえで、「望んでいるのは米中経済の切り離しではなく、公正な貿易だ」と強調しました。
 また、ベッセント長官は6日、議会の公聴会に出席し、中国を除く主要な貿易相手国との関税交渉で、今週中にも一部の国と合意に達する可能性があるとの認識を示しています。
 中国外務省も先ほど、経済政策を担当している何立峰副首相が今月9日から12日までスイスを訪問し、アメリカのベッセント財務長官と会談すると発表しました。
 また、中国商務省の報道官はアメリカ側が「関税やその他の問題について中国側と対話することを望んでいる」と指摘したうえで、「世界の期待や中国側の利益、アメリカの産業界と消費者の訴えを十分に考慮したうえで、対話に応じることにした」としています。

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