関税をめぐる交渉で米英が合意 トランプ政権が進める関税交渉で最初の合意
国際|
05/09 02:13

アメリカとイギリス両政府は関税を巡る交渉で合意したと発表しました。トランプ政権が進める貿易相手国との関税交渉で最初の合意となります。
トランプ大統領
「これは両国にとって本当に素晴らしい合意になると思う。なぜならイギリスにとっても非常に有益だからだ。彼らは国を開こうとしている」
トランプ大統領とスターマー首相は8日、電話会談し、関税を巡る交渉で合意しました。
イギリスはアメリカ産の農産物や牛肉の輸入を拡大する一方、アメリカはイギリスから輸入する自動車への関税について年間10万台までは10%に引き下げるほか、鉄鋼とアルミニウムへの関税を撤廃します。
トランプ大統領はイギリスとの合意を「歴史的だ」と自賛し、最終的な詳細は「今後、数週間でまとめる」としています。
イギリスのスターマー首相も声明で「歴史的な合意」と評価し、「イギリスの自動車産業や鉄鋼業などで何千もの雇用を守り、企業と労働者にとって有益なものとなる」と述べました。