中東シリアへの制裁近く解除の方針 トランプ大統領が表明
国際|
05/14 04:05

アメリカのトランプ大統領は、中東シリアにアサド前政権時代から科してきた制裁を近く解除する方針を示しました。
トランプ大統領は13日、外遊先のサウジアラビアで演説に臨み、「シリアが偉大になるチャンスを与えるため」として、アサド前政権時代に科した制裁を近く解除する方針を示しました。
サウジアラビアのサルマン皇太子から要請を受けたためだと明かしています。
また、14日にはシリア暫定政府のシャラア大統領との面会も予定されています。
トランプ大統領は「10年以上ぶりにアメリカとシリアが正常な関係を回復するための第一歩を踏み出した」と強調しました。
そのうえで、ルビオ国務長官が今週末にトルコでシリアの新しい外相と会談することも明らかにしています。
これに対しシリアの外相は、「国民とシリアの歴史にふさわしい新たなページがめくられている」とコメントしました。