核搭載戦闘機の欧州同盟国への配備について 仏大統領 「議論始める用意ある」
国際|
05/14 07:22

フランスのマクロン大統領が13日、核兵器を搭載した戦闘機をヨーロッパの同盟国に配備することについて、「議論を始める用意がある」と発言しました。
フランスのマクロン大統領は13日、地元のテレビ局に出演し、ロシアによる脅威などを念頭に、フランスが所有する核兵器の抑止力、いわゆる「核の傘」をヨーロッパの同盟国に広げる構想を改めて示しました。
核兵器を搭載した戦闘機を各国に配備することについて、「議論を始める用意がある」としています。
マクロン大統領は配備の条件として、「他国の安全のために費用を負担しない」「フランスが必要とするものを削減しない」「最終的な決定権はフランス大統領が持つ」と3つの条件を挙げています。
マクロン大統領は3月に、国民に向けた演説で、核兵器による抑止力をヨーロッパの同盟国に拡大する考えを表明した際、「アメリカが我々の側にとどまると信じたいが、そうでない場合に備えなければならない」と話していました。