トランプ大統領 ウォルマートを批判「値上げの理由を関税のせいにすべきではない」
国際|
05/18 15:30
アメリカのトランプ大統領は、関税を理由に値上げの方針を発表した小売り大手ウォルマートを「関税のせいにすべきではない」と批判しました。
トランプ大統領は17日、自身のSNSに投稿して「ウォルマートは去年予想をはるかに超える利益を上げた」と指摘し、「値上げの理由を関税のせいにすべきではない」と批判しました。
CNNによりますと、ウォルマートは15日の決算会見で、トランプ政権の関税が「高すぎる」として値上げの方針を発表しました。
5月末までに値上げを開始するということです。
ウォルマートのマクミロンCEOは「関税の規模を考えると、発表された引き下げ後の水準でもすべての圧力を吸収することはできない。小売業は利幅が小さい」と述べました。
とりわけ、中国から輸入する電子機器や玩具の輸入コストが上昇しているということです。
トランプ大統領は「ウォルマートと中国は関税を受け入れるべきで、顧客に対して一切請求するべきではない。私と顧客は見てるぞ」と強調し、関税を理由にした値上げをしないよう牽制(けんせい)しました。