イスラエル首相「ガザ全域制圧目指す」支援物資搬入再開も攻撃激化
国際|
05/19 20:21

約2カ月半ぶりにパレスチナ・ガザ地区に支援物資が届けられるなか、イスラエルのネタニヤフ首相はガザ全域の「制圧を目指す」との考えを示しました。
イスラエルメディアは19日、小麦粉を積んだトラックがガザ地区に入ったと報じました。
支援物資が届くのは約2カ月半ぶりで、19日はトラック20台がガザ地区へと入る予定です。
ただ、人道状況の悪化は深刻で、ガザ当局は一日あたりトラック500台分の支援物資などが必要だと訴えています。
こうしたなか、ネタニヤフ首相はイスラム組織「ハマス」による支援物資の略奪を阻止すると声明を出しました。
そのうえで、ガザ全域の「制圧を目指す」と強調しています。
地上侵攻を再開したイスラエル軍は攻勢を強めていて、特殊部隊が南部のハンユニスで人質の救出を目的とした作戦を実施したと地元メディアが伝えています。
しかし、救出には至らなかったとしています。
軍はさらに、ハンユニスに「前例のない攻撃を加える」と警告していて、周辺住民に退避するよう求めました。