北朝鮮で、金正恩総書記の目の前で進水に失敗した駆逐艦の様子が衛星画像で捉えられました。一方、北朝鮮側は初期調査の結果を公表しました。
　アメリカの会社が撮影した衛星画像では、船体が横倒しになり青いシートで覆われているのが確認できます。
　アメリカのシンクタンクCSIS（戦略国際問題研究所）は、事故の原因について「この造船所は普段、貨物船や漁船を造っていて、駆逐艦といった大型艦の建造と進水に関する知識が不足していた」と分析しています。
　一方、朝鮮中央通信は、きょう駆逐艦について専門家らによる本格的な調査が始まったと報じています。
　「当初の発表とは異なり船底の破損はなかった」とし「復旧には10日余りを要する」としています。