「非常に複雑」米イラン5度目の核協議 交渉継続へ
国際|
05/24 04:29

イスラエルがイランの核施設を攻撃する準備を進めるなか、アメリカとイランの5度目の核協議が実施されましたが、解決の糸口は見つかっていません。
アメリカとイランの5度目の核協議は23日にイタリアのローマで3時間にわたって実施されました。
終了後にイランのアラグチ外相は「議論は非常に複雑であり、さらなる交渉が必要」と明らかにしました。
仲介にあたるオマーンから解決策が提示されているとも述べ、「次回以降の協議で交渉が進展することを望んでいる」としています。
この協議を巡っては、イランが核施設でのウラン濃縮停止をアメリカが求めるならば合意はあり得ないとの立場を示し、先行きが不透明となっています。
さらに、協議が決裂した場合、イランと敵対するイスラエルが核施設を攻撃する準備を進めているとの報道もあります。
協議が始まる前にはイスラエルの高官がアメリカのウィトコフ中東担当特使と会談をしていて、アメリカの考えに影響を与えたい考えが透けて見えます。