英チャールズ国王がカナダ議会で演説「重大局面を…」トランプ氏けん制か
国際|
05/28 04:21

イギリスのチャールズ国王がカナダ議会で演説しました。アメリカのトランプ大統領の「併合発言」などで揺れるなか、「カナダはかつてないほどの課題に直面している」と述べました。
英
チャールズ国王
「今、カナダは新たな重大局面を迎えています。多くのカナダ人は周囲の世界が劇的に変化していることを心配し不安に思っています」
カナダを訪問していたチャールズ国王は27日、議会で施政方針演説を行いました。
アメリカの関税政策や、トランプ氏の併合を示唆する発言への言及はありませんでしたが、「カナダはかつてないほどの課題に直面している」と指摘しました。
また、カナダ国歌にちなみ「北国は確かに強く自由だ」と述べました。
ロイター通信によりますと、原稿はカナダ側が作成し国王が一部加筆したということです。
カナダの国家元首でもあるイギリス国王がカナダ議会で施政方針演説をするのは、1977年以来です。