ドイツとウクライナ 長距離兵器を共同開発へ
国際|
05/29 07:54
ドイツのメルツ首相とウクライナのゼレンスキー大統領が会談し、射程制限のない長距離兵器を共同で生産することで合意しました。
ドイツ
メルツ首相
「本日、我々の国防相は『長距離火力』と呼ばれるウクライナ製の長距離兵器の調達に関する意向表明書に署名する。射程距離の制限は設けられない」
ドイツのメルツ首相とウクライナのゼレンスキー大統領は28日、ベルリンで会談した後、ともに記者会見し、射程制限のない長距離兵器を共同で開発すると表明しました。
メルツ氏は「ウクライナは領土外(ロシア領内)の軍事目標も含め、自国を完全に防衛することが可能になる」と主張しています。
一方、射程500キロとされる長距離ミサイル「タウルス」をウクライナに供与するかどうかの明言は避けました。
ゼレンスキー大統領は「詳細は公表しないが、兵器とドローンの生産への投資について合意した」と述べました。
また、ロシアのプーチン大統領について「戦争終結のための会談を延期する理由を常に探している」と指摘し、来月、オランダのハーグで開催されるNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議に出席する意向を示しました。