「暴行受け詐欺に加担」カンボジアの犯罪拠点で監禁されたタイ人女性が証言
国際|
05/30 18:24
日本人20人以上が拘束されたカンボジア北西部の都市で犯罪組織に監禁されていたタイ人女性が取材に応じ「暴行を受け詐欺に加担させられた」と証言しました。
タイと国境を接するカンボジア北西部のポイペトには犯罪拠点が点在し、多くの外国人が詐欺行為を強要されているとされています。
3月に拠点を抜け出したというタイ人の女性は、偽の求人に応募してポイペトへ向かったところ、建物に閉じ込められ、暴行を受けて特殊詐欺に加担させられたと訴えます。
ポイペトの詐欺拠点にいたタイ人女性
「建物は巨大で数百人はいた。(犯罪組織は)私の足を棒で殴り、部屋に閉じ込めた。私たちが寝る時には金属製の二段ベッドに手錠でつながれた」
犯罪組織から保護された人々を支援するタイの団体によりますと、27日に日本人20人以上が拘束された場所も「詐欺拠点」だと地元では知られていました。
支援団体の代表
「(日本人が拘束された場所は)地元住民から『釣り堀』と呼ばれている。建物が密集し、詐欺が行われていた。ポイペトには詐欺拠点が30カ所ほどあるだろう」