「日米韓協力を固める」李在明氏 韓国大統領就任式で
国際|
06/04 12:23
韓国の新しい大統領に決まった李在明(イ・ジェミョン)氏が就任式に臨み、5年間の任期がスタートしました。ソウルの国会前から報告です。
(河村聡記者中継報告)
まもなく就任式を終えた李在明氏が国会議事堂から出てくることになりそうです。集まった支持者らのところに向かうものとみられます。
先ほどの演説で李在明氏は、非常戒厳から大統領弾劾を経て深まった分断を念頭に「嫌悪と対決の上に共存と和解、連帯の橋を架ける」と改めて統合を呼び掛けました。
また日本との関係については、歴史問題などへの言及は避け「強固な韓米同盟を土台に日米韓協力を固める」と協力関係の維持・強化を強調しました。
一方、北朝鮮については「強い抑止力で核と軍事挑発に備える一方、対話の窓口を開けて平和を築く」としています。
大統領選挙の最終得票率では李在明氏は49.4%とおよそ半数の支持を得て、前与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補を8ポイントあまり上回りました。
韓国メディアは「国民の力」について、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と決別し、出直す姿勢をはっきりと示せなかったことが最大の敗因と伝えています。