対立深まるなか“核”への疑惑も 「イラン攻撃は今」と判断か
国際|
06/13 12:06
イスラエルはなぜ、今になってイランへの攻撃に踏み切ったのでしょうか。外報部・荒木基デスクの解説です。
(外報部・荒木基デスク報告)
イスラエルにとって、イランの核やミサイルは安全保障上の長年の最重要課題になっていました。
去年10月にはイランがイスラエルにミサイル攻撃を加え、イスラエルも反撃するなど、双方が直接対立する緊張も高まっていました。
イランの核を問題視するアメリカのトランプ政権との核協議も具体的な成果はなく、停滞しています。
最近ではIAEA(国際原子力機関)の非難決議にイランが新たなウラン濃縮施設を建設すると表明するなど、国際社会からも核への疑惑がにわかに高まっていました。
ネタニヤフ首相は作戦はまだ何日も続くと発言していて、イランを巡るこうした環境が整った今こそが、核やミサイルを排除できるタイミングとみて攻撃に踏み切ったとみられています。