イラン報復攻撃か「すべてのアメリカ人と米軍標的」濃縮ウラン別の場所に移動と報道も
国際|
06/22 12:40
攻撃を受けたイランは中東にあるアメリカ軍基地への報復攻撃の構えを示しています。カイロ支局から報告です。
(松本拓也記者報告)
イランの原子力庁は今回の攻撃を「国際法に違反している」と非難する声明を出しましたが、詳しい被害については明らかにしていません。一方で、攻撃によって「イランの核開発はとまらない」とも述べています。
イランメディアは、攻撃を受けた3つの核施設では濃縮ウランを事前に別の場所に移していたと報じています。
さらに、今回の攻撃により、「中東の地域にいる、すべてのアメリカ人と米軍は正当な標的となる」と警告しました。
一方、イスラエルの当局者は「アメリカと全面的に連携していた」と地元メディアに語ったほか、攻撃の後にネタニヤフ首相がトランプ大統領と電話会談したことも明らかにしています。報復に備え国内の警戒レベルも引き上げられています。
イラン側が報復するのは必至で、中東にある米軍基地を攻撃する可能性が指摘されるなど、さらなる事態の激化が懸念されています。