「局所的な汚染の可能性」IAEA発表 イラン中部のウラン濃縮施設内 着弾痕も新たに確認
国際|
06/25 09:47
アメリカ軍が空爆したイラン中部の核施設内で「汚染が生じた可能性がある」とIAEA=国際原子力機関のトップが明らかにしました。
IAEAのグロッシ事務局長は24日、アメリカ軍の攻撃を受けた中部ナタンズにある核施設内で「放射性物質と化学物質が放出されたとみられる」と発表しました。
「施設外の放射線量の上昇は報告されていない」としていますが、現地調査の再開を訴えていて、イランのアラグチ外相に早期の会談を提案したということです。
IAEAによりますと、ナタンズでは濃縮と貯蔵に使用される地下施設の上部に2つの穴が開いていることが新たに確認されました。
また、中部フォルドゥのウラン濃縮施設でも地下施設付近の通路と入り口の1つに損傷が見つかったということです。