香港 民主派政党が解散を発表 「国安法」施行から5年 民主派勢力ほぼ壊滅
国際|
06/29 20:40

香港で最後まで抗議活動を続けてきた民主派政党「社会民主連線」が29日解散を発表しました。主要な民主派政党が香港から姿を消すことになります。
香港メディアなどによりますと、「社会民主連線」の陳宝瑩主席は会見で解散の理由について「巨大な政治的圧力により、他の選択肢はなかった」と語りました。
香港では2020年に「国家安全維持法」が施行されて以降、民主派勢力に対する圧力が高まっていて、4月には香港最大の民主派政党である「民主党」も解散に向けた手続きに入ると発表していました。
7月1日には香港がイギリスから中国に返還されて28年となりますが、その日を前に主要な民主派政党が香港から姿を消すこととなります。