英歌手のビザ取り消しへ 米国務省 「イスラエル軍に死を」とフェスで呼びかけ
国際|
07/01 19:58
イギリスの音楽祭で「イスラエル軍に死を」と叫んだ2人組の歌手のビザをアメリカの国務省が取り消すと決めました。
イギリスのパンクラップグループ「ボブ・ビラン」は先月28日、音楽フェスティバルでのパフォーマンス中に「イスラエル軍(IDF)に死を」と観客に呼び掛けました。
これを受けてアメリカ国務省のランドー副長官は30日、「暴力と憎しみを美化する外国人は我が国に訪れる者として歓迎されない」として、ビザの取り消しをSNSで公表しました。
このグループは10月にアメリカで公演する予定でした。
グループのメンバーは「自分たちが望んでいる変化に対して声を上げることが、この世界をより良い場所にする唯一の方法なのだ」とSNSで訴えました。
今後の予定については、まだ明らかにしていません。
現地メディアなどによりますと、イギリス警察はこのグループの発言に対し、公共の秩序を乱したとして捜査をするということです。
アメリカ政府はテロや反ユダヤの支持者とみなす人物に対して相次いでビザの取り消しや制限をしています。